院長のせやまです。9月に入りました。少し涼しくなったかと思いましたが、まだ暑い日が続きますね。
今回は話のネタがないので、もう15年以上前のことになりますが、私が経験した不思議な話をしたいと思います。
倉敷の中庄近くで治療院をやっていた頃のことです。そろそろ治療院を閉める準備をしようかと思っていると、常連さんが「先生ごめん!まだいい?」と入ってきました。いつもなら時間を気にしながら来院される方が、閉院間際にいらしたので、よっぽどの症状かと思い話を聞きました。
すると、保険屋さんだったその常連さんは、当院に来る直前に契約しているお客さん宅に行き、保険のことや最近の状況を聞いていたそうです。するとお客さんから愚痴ばかりを聞かされるはめになり、そのうちに気分が悪くなって吐き気がしてきたそうです。
耐えられなくなった常連さんは、お客さんに断りを入れ、そのまま私の治療院へ駆け込んできたわけです。
話し好きの常連さんは施術中に目を閉じたままその客さんの話をし、私はいつも通りに体をほぐしていきます。次第に話題は他愛もない世間話になり、もうすぐ終わるかなというところで、ふと白い霧のようなもやもやしたものが、常連さんの頭付近から出てくるのが見えました。その瞬間「あっ!先生治ったわ!!」と常連さんが呟いたのです。
そして施術後、「なんか急にふわ~っと軽くなったわ!」と言って帰っていきました。
あれが何だったのかは判りません。実際に見えたのか目の錯覚だったのか、一瞬のことだったので記憶も曖昧です。でも、不思議なことも世の中にはあるのかもしれないと思った出来事でした。
念のためお断りしておきますが、私は霊媒師ではなく治療家です。腰痛施術は得意ですが、除霊はできませんので、お間違えの無いようにお願い致します。